――「投資=ギャンブルではない」という本当の話――
「お金を増やす」と聞いて、
多くの人が真っ先に思い浮かべる言葉が**「投資」**ではないでしょうか。
一方で、同時にこんなイメージを持つ人も少なくありません。
- 投資はギャンブルで危険そう
- 知識がないと損をしそう
- 自分には難しそう
こうした不安から、一歩を踏み出せない人がとても多いのが現実です。
ですが、私はこう考えています。
今の日本社会では、投資を「しないこと」そのものがリスクになりつつある
物価は上がり続け、
現金で貯めているだけでは、知らないうちにお金の価値は目減りしていく。
一方で、給与は簡単には上がらない。
この状況で、
「自分のお金にも働いてもらう」
という発想を持たないままでいることの方が、
よほど危うい時代に入っていると感じています。
この章では、
- 投資とギャンブルの決定的な違い
- 株・投資信託・ETF・債券の基本
- 初心者が失敗しにくい投資の考え方
これらを、できるだけ噛み砕いて整理していきます。
1. 投資=ギャンブルではない理由
まず最初に、どうしても理解してほしいことがあります。
投資とギャンブルは、まったくの別物です
● ギャンブルの特徴
- 結果が「運」で決まる(相手に委ねる)
- 先にお金を出し、失う前提の仕組み
- 長期的に見ればマイナスになる設計(還元率が低い)
● 投資の特徴
- 企業や世界経済の成長に「参加」する行為
- 長期で見るとプラスになり続けてきた実績
- お金を「使う」のではなく「働かせる」行為
特に株式投資は、
企業が利益を出し、サービスを広げ、人々の生活を便利にしていく
そのプロセスに一緒に参加する方法です。
たとえば、あなたが毎日使っているスマホ、アプリ、好きなメーカー。
その企業が成長し、世界中で使われるようになれば、業績は伸びます。
その価値の上昇が株価に反映され、投資家にリターンとして返ってきます。
つまり投資とは、
人の努力と社会の成長を応援し、その成果を分けてもらう行為
これが本質です。
実際、世界経済は過去100年以上にわたって成長を続けてきました。
- 戦争
- 世界恐慌
- バブル崩壊
- リーマンショック
- コロナショック
どんな出来事があっても、
最終的には回復し、再び成長しています。
みんなが世界の成長を応援し、その成果を受け取る。
この関係こそが、投資なのです。
2. 株・投資信託・ETF・債券の基本
初心者がまず知っておきたい投資商品は、次の4つです。
- 株式(個別株)
- 投資信託
- ETF
- 債券
一つずつ整理します。
① 株式(個別株)
企業の株を買うことは、その会社のオーナーの一部になるということ。
つまり「応援」です。
メリット
- ✔ 成功すればリターンが大きい
- ✔ 応援したい企業を選べる
- ✔ 配当金を受け取れる場合もある
デメリット
- ✘ 企業次第で株価が大きく下がる
- ✘ 知識・分析が必要
- ✘ 値動きが大きく初心者には難しい
個人的には一番魅力的ですが、
最初は③の投資信託の方が圧倒的におすすめです。
② ETF(上場投資信託)
ETFは「上場している投資信託」。
- ✔ 投資信託より手数料が安い
- ✔ 世界の指数に簡単に投資できる
- ✔ 長期投資向き
ただし最低購入単位があるため、
「毎月コツコツ積立」には通常の投信の方が使いやすいです。
日本のETFはやや弱く、海外ETFの方が人気なのが実情です。
③ 投資信託(特にインデックス型)
投資信託とは、
プロが世界中の株や債券を組み合わせて運用してくれる商品。
特に初心者向けなのがインデックスファンド。
例:
- 全世界株式(オルカン)
- S&P500
- TOPIX
メリット
- ✔ 100円から投資できる
- ✔ 日本円で購入可能
- ✔ 分散されていてリスクが低い
- ✔ 放置でOK(時間効率が最高)
デメリット
- ✘ 手数料(中間マージン)がある
- ✘ 爆発的ではなく「ゆっくり増える」
長期投資では、多くの人がこの方法で資産形成をしています。
④ 債券(国債・社債)
国や企業にお金を貸し、利息を受け取る仕組み。
特徴
- ✔ 値動きが安定
- ✔ 株より暴れにくい
- ✔ ポートフォリオの安全装置
金利が低いと魅力は薄れますが、
期間が長いほど金利は高くなります。
3. 失敗しにくい投資は「積立×長期×分散」
初心者が取るべき答えは、驚くほどシンプルです。
●(1)積立投資(ドルコスト平均法)
- 高い時も買う
- 安い時も買う
- 結果的に平均価格になる
感情に左右されず、続けられる仕組みです。
私も株・投信・ゴールドすべて積立です。
●(2)長期投資(15〜20年以上)
- 暴落しても時間が回復する
- 複利が最大化する
- リスクが薄まる
見るべきは「今日の値段」ではなく、
10年後・20年後です。
●(3)分散投資
- 1社に集中しない
- 1国に偏らない
- 1分野に寄せない
最強の分散は、
全世界株インデックスです。
4. 初心者向け結論
全世界株式(オルカン)を毎月積立
- ✔ 世界の成長を丸ごと
- ✔ 年平均5〜7%
- ✔ 放置でOK
- ✔ 長期で勝ちやすい
次点として
S&P500、全米株式(VTI系)も人気です。
5. 最後に:投資は未来の自分への贈り物
投資は戦いではありません。
未来の自分が困らないための準備です。
- 老後の不安を減らす
- 選択肢を失わない
- やりたいことを諦めない
だから投資は、ギャンブルではなく
人生の自由度を高める行動なのです。

